最近、クレジットカードをよく使います。
使いすぎのリスクさえ回避できれば、ポイント分お得です。
こんにちは、ぶっくはっかーです。
今日のレビュー本は、以前紹介したこちらの本:(資本主義社会での必須経済知識[スタバではグランデを買え])の続編にあたる本です。
前作を読んでいない人でもわかるように十分な配慮がなされており、そのあたりはさすがだと思える出来です。
そして今回紹介するのはこちらの本です。

タイトルは、なんとなく残念な感じです。もっと、中身の魅力が伝わるようないい表現はなかったのでしょうか。
さて、経済というのは、目に見えないようで本当は非常に身近な概念です。
おれっちたちは、知らず知らずのうちに経済の力に取り込まれ、内包され、守られ、従わされて生きているのです。
問題はそのことをどこまで意識して、効率的に生きることができるかどうかです。
それを専門に考え、経済という手法を用いてあらゆる効率を最適化しようとする人々がエコノミスト(経済学者)です。
ここで問題になるのは、何のどんな効率を最適化するかということです。
なぜならば、もしとある経済学者が企業に雇われているとします。
この経済学者にとって重要なことは企業の立場に立ち利益を最大化するということになります。ならば最も優先されるべきはその企業の利潤の増大のためには、ありとあらゆる経済的手法が適用されると考えられます。
その結果ほかのいかなる影響が発生しようとも彼らには関係のないことです。
しかし、その企業の戦略によっておれっちたちの生活は大きく左右されることが少なくありません。
また、一見お得に見えるような商品であっても実は大してお得でないこともあれば、その逆もあります。
最近では、グルーポンなどの共同購入型クーポンによる詐欺まがいの事例が多発しています。
一見お得に見えて購入してしまったクーポンは本当にお得だったのかと、あとで冷静になって調べてみると実はそうでもなかったなんていうことは最近ざれに聞かれるようになりました。
もっとも、すべてがろくでなしというわけではありませんが、きちんと情報の選別ができない、一般に情報弱者と呼ばれる人々は、多様な情報から適切なものを選択できる人たちに比べて、相対的に大きな金銭的リスクを負わされることが多いのです。
簡単にいえば、おばかさんだとびんぼーになりやすい、ということです。
もちろん、一概には言えませんが教育レベルの低い人が資産形成に失敗しやすいのは、きちんとした情報を得られていないか、せっかく得た情報の重要性に着目できていないかのどちらかに原因があるのではないかとおもっています。
では、そうならないためには、どうすればいいでしょうか。
むろん防衛の手段としての知識を、きちんと持っておくことです。
この本の要点としては、前回のおさらいから始まって
- オークションを例とした、負の連鎖に関する解説
- 大学の授業料の価値について
- 家電量販店で車が売られるようになったのはどういう理由からか
- ゲーム理論を用いた企業の価格設定戦略の解説。
- 一見利益がなさそうな商品から、企業はどのようにして利益をだしているのか。
などなど、一度は考えていみるいみのあることが目白押しです。
この本の著者は、このシリーズの中においては基本的に消費者よりです。
消費者として持っておくべき情報をしっかりとメリハリをつけて教えてくれるようにおもいます。
とくにオークションに関する部分についての話では、今話題の「ペニーオークション」をずばり言い当てているような、はっとさせられる内容が書かれています。おれっちの書評読んでくださってる皆さんはペニーオークションが業者丸儲けのシステムであることははっきりと理解されてると思います。
あれも、情報弱者がシステムの構築者に搾取される好例ですよね。
あえて言わせてもらうなら、その時間と労力でFXやってるほうが何倍もましです。
ペニーオークションには、見た目のメリットにおおわれたとんでもないリスクがありますから、お金をどぶに捨てるのとあまり変わりません。
もっとも、システム構築者よりもさらにうわてな消費者もたしかに何人かいらっしゃるようで、そういった人たちはペニーオークションの恩恵を得られているようです。が、個人的には、パチンコで安定して勝ち続けるよりも高度な知能戦が必要になると思います。
普通のひとは絶対に手を出さないのが無難なシステムなのです。
そうしたシステムは意外と世の中にあふれています。
冒頭で挙げた、クレジットカードのポイントの話にしてもそうです。クレジットカードを使って買い物をするだけで、百円ごとに最大で五円分の価値のポイントをもらえるような場合もあります。
なぜこんな仕組みなっているかというと、そうしたポイントにつられてお金をがんがん使ってしまう人が、いるので十分にクレジットカード会社は儲かるからですよね。
現金を使う場合に比べて、使うお金の概念が目に見えないのでそういった現象が起きるのでしょう。
欲望に身を任せすぎない、賢い消費者であり続けたいものですね。

コメントする