ドラッカー先生の思想は世間の大学生にスベカラク教えていくべきものではないかと最近思います。
こんちは。ぶっくはっかーです。
きょうのレビューは言わずと知れた「もしドラ」紹介です。
この本は、ドラッカー先生のエッセンシャル版を読了している人にはすっごくいい本だと思います。もちろん読んでいなくても楽しめますが、それだと楽しいだけのエンターテイメントとして消費してしまうのみで、非常にもったいないです。ぜひ、「マネジメント」を読み終わってから、もしドラを読んでみることをお勧めします。
そうえいば近代麻雀で「もしもきりたい牌がドラだったら」みたいなパロディ企画やってましたね。
近代麻雀なんて麻雀打つのが好きな流れ論者とギャグが好きな人くらいしか読まないだろうから結構マニアックな雑誌だとは思うのですが、その中のイチコーナーで取り上げられる程度には、知名度を得ているこの作品。何やら、いろいろなところでメディア拡大の話も耳にしたりします。
なんとNHKでアニメ化することまで決定したとか。
ここまで社会現象になるとは正直思っていませんでした。
なぜかって?
だって、今の今まで読んだことなかったのだからどんな内容でどんな感じの本なのか知らなかったのですから。
あとは、アマゾン紹介動画をみて本を見る気を無くしていました。
なんだか、むかしの美少女ゲーを彷彿とさせるような動画に正直「うーん。」となってしまい、そちら方面のお方に受けているだけなんじゃないかと思い、果たして読む価値があるのかというところで逡巡していました。
そんなこんなで、本を手に取ってみようという気にすらならなくなっていたのですが、アニメ化するという事でよっぽど売れるコンテンツなんだろうなとおもったこと、あとは信頼のおける友人がわりといい内容だったと薦めてきたので、それならば読んでみようと思ったのです。
以下の文には内容に関する重大なネタばれが含まれていますので、ご注意願います。ええ。
さて、もしドラに対する率直な2つの感想です。
- 王道エンターテイメント小説として普通に面白く読むことができた。
- マネジメントを活用する事例の思考実験の一つとして面白く読むことができた。
大体この2つに集約されるかなあと思います。
主人公は野球が大嫌いな少女。そして、いろいろあって彼女は野球部のマネージャーとなる。もう、このあたりからして、いろいろな物語の伏線をにおわせています。
この小説を書いた人は、とても頭がいいというか計算ができるタイプの人だという事が読んでいるうちにわかりました。皆さんご存じかどうかわかりませんが、バクマンというマンガがあり、その中で秋人というキャラクターが出てきます。彼を彷彿とさせる人物を想像しました。
つまり、この作者はまず物語を考えて、そのあとにキャラクターをその運命に従わせるタイプのモノカキさんです。このタイプの人に書かせた王道は、ぶれがなくて非常に面白いと個人的には思います。
主人公の親友がどうせ死ぬんだろうなって言うのは、普通に邪推出来ましたが、それでも面白おかしく読めたのは、この本の筆者の作品構成力の高さがなせる技だと思います。
正直、巷ではこの作者とAKBを絡めて紹介していますが、この作者はそんな器じゃないなという気がします。AKBが終わってもこの人はきっとほかのところで強烈な個性を発揮するはずです。
もう一点の、ドラッカーのマネジメントに対する深い理解には非常に尊敬の念を表します。ドラッカーを全く読んだことがない人間でも、ドラッカーの教えをなんとなく把握できるように、あくまでもドラッカーがわからなくても読めるように作品を構成しつつ、しかし、きちんと押さえるべき要点をしっかりと押さえて、平易な内容に置き換えていたのは凄いと思いました。
ドラッカーの書いていることは、正直ほとんどの高校生にとって理解するのに非常に時間がかるものであるはずなのに、みなみちゃんとかはあっさりそれを運用しちゃってるのは非常に突っ込みどころが満載なのですが、(たとえば、「顧客」に「野球部員」を含めていた点。あんな包括的というかメタ的な視点は、普通の高校生には難しいと思われる。他にも「無理だ」と思ってしまうところもちらほら)、それを感じさせない違和感の無い展開とドラッカーの文言に対する無理のない解釈は、多くの人間にとってかなり高いものであるドラッカーの敷居を下げることになっていると思います。
もしも、エッセンシャル版をよんでも、チンプンカンプンな人であってもその対応する部分を「もしドラ」の中に探せば、それを見つけ、具体的に把握して、それから抽象的なドラッカーのことばを真に理解することが可能になると思うからです。
正直、最近のビジネス書や自己啓発的な本に書かれている有用な要素は、マネジメントでその80%近くは網羅されているんじゃないかと思います。個人的な意見なのでなんの正確性もないですが、それくらいにドラッカーのマネジメントは威力のある本です。
もしも、マネジメントに書かれている概念を身につけることができたなら、世界を見通すレイヤーが一つ増えることになります。そして、その視点は社会の中で重要なポジションを占めるような人生を歩みたいと望む人にとっては非常に有用なものであるはずです。
そうした、重要でありながらちょっと理解がしにくい本であるドラッカーの「マネジメント 基本と原則」を読み説くための、副読本としても活躍するのが「もしドラ」だと思います。
しかし、個人的には「マネジメント」を読了しておいて読んだ方が「もしドラ」は圧倒的に理解できるはずだと思います。「マネジメント」を読んでいないと、みなみちゃんの心理に共感しにくいかもしれないと思うところも何箇所かありました。ひょっとすると、作者はそこは意識的にそのように書いているのかもしれません。
いい本ですので、偏見持たないで読ンでみることをお勧めします。
| もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら | |
![]() |
岩崎 夏海 おすすめ平均 ![]() ドラッカーが身近になる! 編集さん仕事してくださいっ 文章が稚拙 きっかけとして すぐ読めて理解し易い、ドラッカー『マネジメント』の導入事例Amazonで詳しく見る by G-Tools |
文章が稚拙に思えるのは、内容を理解しやすくするためにハードルを下げまくっているからだと思います。文学作品ではないので、問題ないです。あくまでメインは、「マネジメント」の導入事例の脳内実験ですので。
関連書籍:
以下はもしドラ本編にあんまり関係ないので読まんでよいよ。
冒頭部で美少女ゲームを否定するかに思える文章書いてますが、念のために言っておきますが、おれっちは美少女ゲーム好きだよ。ただのエンターテイメントとしては。でもそれ以上でもそれ以下でもないから、時間をいたずらに過ごすための手段でしかないと思っています。
マネジメントをよんでから、時間に対して非常にシビアになっているのでそういったことも相まって冒頭のような発言になりました。いまのおれっちにとって、今後の人生にとって優先度がひくいエンターテイメントは結構優先順位の低いものになってしまいました。
他者と共有する必要があるものは、経験してみるけれどね。
これは、結構さみしいことでもありますが、まぁ仕方がないことなのかもしれません。
でも、やっぱり例外はある。いつか、それらを紹介するのも面白いかなと思います。
でもさ、流石にこれは無いと思うんだよ。こんなの、内容が無い本だと勘違いされたってしょうがないって。この動画明らかにマイナスだと思うんだぜ。
http://www.amazon.co.jp/gp/mpd/permalink/m1DUJ13JSCS16A/ref=ent_fb_link
だってドラッカー先生のイメージに合わないもン。
と言っていみる(笑)。
しかし、ダイヤモンド社はウハウハだなぁ。うらやましぃ。


編集さん仕事してくださいっ
文章が稚拙![マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41AY8WEF74L._SL160_.jpg)

コメントする